若い世代の大腸がんを見逃さないために ― 当院院長の研究論文が国際医学誌に掲載されました
当院院長が責任著者として執筆した、若年者(AYA世代)の大腸がんの臨床的特徴・社会的背景に関する研究論文が、国際医学誌 「Journal of Adolescent and Young Adult Oncology 」に掲載されました。(2026/7/2)
【論文名】
Clinical Characteristics, Psychosocial Concerns, and Supportive Care Needs in Young Adults with Colorectal Cancer
近年、40歳未満の若い世代代における大腸がんは、国内外で重要な課題として注目されています。
今回の研究では、大学で診療した15~39歳の若年大腸癌の患者さんを対象に、
- どのような症状で発見されるのか
- 診断時の進行度
- 精神的な負担
- 妊孕性(将来の妊娠・出産)への不安
- 社会的支援の利用状況
について詳しく解析しました。
その結果、20代では過半数の患者さんが血便や腹痛などの有症状をきっかけに診断されており、若い世代では「若いから大丈夫」と考えて受診が遅れる可能性があることや、診断後の心理的負担が大きいことが明らかになりました
若いからといって大腸がんではないとは限りません。
便潜血陽性、血便、便通異常、腹痛、貧血などの症状がある場合は、「若いから大丈夫」と自己判断せず、早めにご相談いただくことが大切です。
当院では、これまでの豊富な診療経験と最新の研究成果を診療に生かし、苦痛の少ない検査だけでなく、早期発見・見逃しの少ない質の高い大腸内視鏡検査を目指しています。
年齢にかかわらず、血便、腹痛、便通異常(便秘・下痢)、便潜血陽性など気になる症状がございましたら、お気軽にご相談ください。
論文はこちら:https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/42389954/
